なんでスカジャンにアラスカ柄があるのか?

アラスカスカジャン

横須賀ジャンパー略して「スカジャン」のはずなのに、なぜARASKAと書かれたスカジャンが存在しているのか?気になっている人が多いようなので、その経緯について調べてみました!

目次

そもそもスカジャンとは?

日本発祥だが世界の基地で売られていた

こちらの記事で詳しく紹介しているように、スカジャンは米軍向けのお土産(スーベニア)として現れ、その後アメリカ軍からの依頼により、世界中の米軍基地内の売店(PX)にて、販売されるようになりました。

その際は、日本をモチーフにしたがら意外に、基地の現地のものをモチーフにしたスカジャンが多く作られました。

例えば…

  • アラスカ(トナカイ・犬ぞり・しろくま)
  • ハワイ(カメハメハ大王・ウクレレ・パームツリー)
  • グアム(マップ)
  • パナマ(日本柄)
  • コリア(マップ)
  • アイスランド(マップ)
  • グリーンランド(マップ)

()内はよく見かけるモチーフの柄です。

アラスカでスカジャンが売られていた経緯

戦後、1940~50年代のアラスカ駐留部隊は陸軍と空軍が主力で、対ソ冷戦下の防空・北極圏作戦を担いました。

兵舎・家族住宅ともに不足し、簡易宿舎やテント暮らしが続いたが、1951年〜55年頃に住宅が増築され1956年には新キャンパスの中核施設としてPX兼売店が完成し、駐留兵への日用品・嗜好品販売が本格化しました。

JB Elmendorf‑Richardson Main Exchange
出展:Map QUest

このPXは現在もJBER Main Exchangeとしてアラスカ州 アンカレジに存在するそうです。

スカジャンが販売されていたPXは1956年に設立

先述から憶測するにアラスカ柄のスカジャンが売られていたのはおそらく1956年以降と考えられます。

その多くは当時PXへの納品シェアの大半を占めたと言われる「港商(元東洋エンタープライズ)」製の物だったのではないでしょうか。

アラスカの柄の特徴

ポーラーベア(しろくま)

しろくまに稲妻が入ったデザイン。こちらは背面に大きく使われる他、胸の刺繍で入っていることもあります。

そして「AMERICA’S LAST FRONTIER」の文字が刺繍されています。

腕の犬ぞり

可愛らしい犬ぞりの刺繍。個人的にはこれがアラスカのスカジャンの一番のポイントだと思います。

味のあるハスキー犬

出展:Cream

味のあるハスキー犬もアラスカの人気の要素の一つ!こちらは草彅剛さんもyoutubeで紹介してました。

トナカイ

出展:Milwaukee
出展:Milwaukee

トナカイの柄にもいくつか種類があります。

いかがだったでしょうか?スカジャンの柄では人気の高いALASKA。当時のヴィンテージはお目にかかることはほぼないですが、東洋さんやHOUSTONさんなど、復刻もたくさん販売されている人気の柄ですので、一着手に入れてみてはいかがでしょう?


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