スカジャンって派手で着こなしが難しそう?でも実は、どんなスタイルにも“ハズし”や“主役”として使える万能アイテム。今回は、スカジャンの歴史的な背景やよく見るコーデ例などをご紹介します
スカジャンの歴史から考えるコーデ
スカジャンの成り立ちから考えると、どんなコーデがチャレンジしやすいのか見えてくるかも?
戦後の文化=レトロなコーデ
戦後、アメリカ軍がお土産として購入したことから始まったスカジャンは1940年代から存在します。このことから、40〜50年代の古着や、ロカビリーテイストのスタイルなどと相性が良い。また、サイズ感に関しても当時のヴィンテージは短丈のモノが多く、タックインのコーデなどでバランスよく着こなすことが出来ます
このタイプはより初期の形のスカジャン。かなり丈が短い
太めのスラックスに革靴でレトロな雰囲気のコーデ。
アメリカ軍着用=ミリタリーコーデ
アメリカ兵が、お土産や記念品として依頼をして刺繍をしていたため、みずからが乗った軍艦や戦闘機などのミリタリーモチーフの刺繍も多く。ミリタリーアイテムとの親和性も高い
特にカーゴパンツとの相性は抜群!定番の組み合わせ
戦闘機に国旗のモチーフ。
アメリカ兵向けのデザイン=アメカジ
90年代以降、ヴィンテージのブームなどと一緒にスカジャン=アメカジのイメージが強く定着しています。デニムに合わせてスタジャンのような感じで着こなすのが定番
白Tにヒゲのついたデニムにブーツ。定番のアメカジ的な着こなし
伝統的な刺繍=ラグジュアリーな着こなし
スカジャンはその刺繍の豪華さや、別珍やシルクのような艶やかな生地の高級感から、ラグジュアリーな着こなしにさり気なく取り入れることも出来ます。実際、ルイ・ヴィトンやグッチなどのハイブランドもスカジャンを作っているほど。特に海外の人たちの着こなしは参考にしたい
アイテム別のコーデ
トラックパンツを使ったコーデ
トラックパンツやトラックジャケットを使ったコーデはよく見かけます。
デニムジャケットをインナーに
着心地は悪いがかっこいい定番の組み合わせ。デニムがセットアップだとなおかっこいい
柄シャツインナー
スカジャン自体に刺繍で色味が多く使われているので、組み合わせが難しいがバッチリはまればかっこいいのが柄シャツコーデ。チェックやストライプ、アロハなど、いろんな柄物を見かけます
柄シャツではないが、派手目の色のシャツが映えるかっこいいコーデ。
オーバーオールコーデ
オーバーオールやつなぎなどと合わせたアメカジコーデも◎!
ハイネック
ハイネックのインナーはニット以外にもハーフジップやトラックジャケットなどいろいろ合わせられます。
その他、気になったコーデ
きれい目系のお姉さんが、さりげなくスカジャンを取り入れたコーデ
ヴェインテージのスカジャンは小さめのサイズだとかなり金額が下が傾向があります。男性に比べ小柄な女性は安価にヴィンテージを取り入れられるのでおすすめです!
芸能人も多数愛用!特に又吉さんは頻繁にスカジャンを着用しており、かなりハイセンスな着こなしを披露している
番外編:スカジャン以外のちょっと変わったスーベニアジャケット

こちらの記事でも紹介したように、スカジャンはあくまで世界中にあるスーベニアジャケットの1つ。今回、コーディネートを探している中で見つけたスーベニアジャケットを少し紹介します
メキシコのスーベニアジャケット。ハンドクラフトの刺繍がかわいい
韓国のスーベニアジャケット、通称コリジャン
スカジャンのようなガウン、スカガウン。もしくはスモーキングジャケット?
お土産ということは、家族向けの物ももちろんあり、ヴィンテージ市場でもキッズサイズはよく見かける。観賞用とかってもいいかも。
いかがでしたでしょうか?スカジャンの着こなしは時代によってドンドンバリエーションが増えているようにも感じる。また、トレンドが変わってきたら、第二弾の記事を書きます。