Googleのお店の口コミが「プリンス商会こそホンモノのスカジャン！」と言った趣旨のコメントで埋め尽くされる、スカジャン誕生の頃からある超老舗店「プリンス商会」のスカジャンを紹介します。
プリンス商会とは？
創業1947年。スカジャン発祥の地である神奈川県横須賀市のドブ板通りに店舗を構えるプリンス商会。第二次世界大戦後、アメリカ兵がお土産として刺繍を施したことを起源とするスカジャンを発祥の頃から支えてきた老舗中の老舗です。
所狭しと飾られたスカジャンは刺繍から縫製まで全て手作業。絵柄やボディを選んでのオーダーが可能となっているのですが、2025年現在の口コミを見る限り、職人の高齢化などの理由から納期は2年待ちとのこと…（ただし料金は完成の際に払うようです）。
もちろん、ネット通販などもないので、現地にいってオーダーをするしか購入の方法はありません。ただ、唯一無二のスカジャンを求めて、ドブ板に足を運ぶ人は絶えないようです。
刺繍、デザインの特徴
スカジャンの背中上部には「japan」と刺繍されているものが多いなか、プリンス商会のスカジャンはすべて「yokosuka」となっています。ここに、横須賀の老舗のプライドのようなものを感じます。
また、リバーシブルの多いスカジャンですが、プリンス商会のものは片面のみで、内側はシルバーのキルティングで中綿入りになっていて、背面右下に「By prince co」 と刺繍されています。
図案は龍や虎、鷲としった定番の他、薔薇や十二単、インディアンなどの変わった刺繍のものも見かけます。個人的にはプリンス商会の花の「豪華絢爛」といった感じの刺繍が好きです。
東洋テーラーなどのヴィンテージ復刻のスカジャンもかっこいいですが、ドブ板発祥の歴史と伝統を身に纏うプリンス商会製もまたスカジャン好きにはたまらない逸品です。
フリマアプリでも手に入る
ドブ板が遠すぎる！２年も待てない！というかたには、フリマアプリを探してみるのもおすすめです（出来ればドブ板に行きましょう）。
プリンス商会で検索しても良いですし、右下にわかりやすく「By prince co」の刺繍があることや（古いものにはこれがないものもあります）デザイン、ボディの雰囲気でだいたいプリンス商会製のスカジャンは見分けがつくようになると思います。
中古市場でも年代の古いものは少しずつ値段が上がっていたり、プリンス商会自体も高齢化でいつまで続くわかりません。迷っているのであれば、早めの購入をおすすめします！是非、実際の店舗に足を運んでみましょう！